2016年11月16日

人権講演会「まさかの時、あなたならどうしますか?〜杉原千畝の場合〜」

弦打女性教室・高齢者教室・コミュニティセンター講座共催
平成28年11月16日(水)10時00分〜11時30分、コミュニティセンター2階大会議室において、郷土史家上原 敏先生による人権講演会「まさかの時、あなたならどうしますか?〜杉原千畝の場合〜」を実施しました。

♪弦打老人クラブ会長による講師紹介
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♪講演会の様子
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第二次世界大戦中、リトアニアのカウナス領事館に赴任していた外交官杉原千畝は、ナチス・ドイツの迫害によってポーランド等欧州各地から逃れてきた難民たちの窮状に同情し、本国外務省からの訓令に反して大量のビザを発給し、約6,000人(ビザは1家族1枚でよかった為、実際には約8,000人)にものぼる避難民を救ったことで知られています。
御仁は、まさかの人生の岐路に何度も立たされていますが、中でも「最大のまさか」がこの避難民から救いを求められた時であったようで、この時の外務省の命令に背いた杉原千畝の行為は、外交官としての服務違反であるかもしれませんが、人間としての正義を貫き、多くの人びとの命を救ったその勇気と行動は高く評価されて然るべきだと思いました。
尚、杉原千畝は晩年イスラエル政府から勲章を受けるまでは全く無名の人物であったとのことで、今の我々の日常はまだまだ知られていない無名の先人達のおかげで成り立っているのかもしれないと深く考えさせられる講演でもありました。
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