西高松脳外科・内科(高松市郷東町)の添木真姫医師が『軽度認知障害(MCI)の早期発見と対応の重要性』と題した認知症のお話しを、地域の方々にしてくださいました。ありがとうございました。
先生のお話によると、認知症とは「日常生活・社会生活が困難になる状態の総称」であり、身近な病気です。種類も「アルツハイマー型認知症」「脳血管性認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型認知症」などあり、どのような症状が出るのかの説明がありました。認知症の診断方法についてもわかりやすく説明してくださいました。「軽度認知障害(MCI=Mild Cognitive Impairment)」とは、記憶などの能力が低下し、正常とも認知症ともいえない状態のことで、約半数は5年以内に認知症に移行するといわれており、MCIの段階から運動などの予防的活動を開始することで認知症の進行を遅らせることが期待されているそうです。認知症予防は、「他人との交流」「運動」「達成感」「生活習慣病の予防・治療」「無理なく続けられること」がポイントだということです。
これらのお話を聞きながら、弦打コミュニティセンターの職員として感じたことがあります。コミュニティセンターでは作品を作ったり、体操したりと、様々な活動を人と人との交流の中で行えます。来館される方々は元気に挨拶してくださり、講座・同好会活動のあとは”良いお顔”をされて帰って行かれます。コミュニティセンター活動は認知症予防にもとても良いのではないでしょうか。
講演の後は、地域の「元気をひろげる人」の指導により全員で体操をしました。リフレッシュして帰っていただいたことと思います。
▲西高松グループの山川さん。
▲添木先生
▲弦打担当の佐長(さいき)保健師より、弦打地区のがん検診などについてのお知らせがありました。
▲保健委員会の川崎会長と先生
文・写真撮影 K