6月4日土曜日、9:30〜、弦打コミュニティセンター大会議室にて、「弦打校区地区防災計画説明会及び防災研修会」が、弦打校区自主防災会連絡会・弦打校区コミュニティ協議会(防災部会)の主催で行われ、50人程の参加がありました。
弦打校区コミュニティ協議会は、2017年に「避難所運営マニュアル」を作成しておりますが、校区自主防災会連絡会が香川県の補助金を活用し、災害対応に対する国、県、市の指針が変わったこと(香川県では、毎年、1年間にその規模を超える洪水が発生する確率が1/1,000(0.1%)の降雨量を上回る降雨として、1日あたりの雨量が香東川で702mm、本津川で727mmと想定)を受け、コミュニティ協議会の防災部会員らと共に2022年に「弦打校区地区防災計画」を作成し、内容について自治会長や自主防災会会長、民生委員児童委員等に今回、お伝えしました。
1、弦打校区地区防災計画説明会(9:30〜)
「弦打校区地区防災計画改定版」、「弦打校区避難所運営マニュアル改訂版(地震編)」、「弦打校区避難所運営マニュアル改訂版(洪水編)」の作成に至った経緯、地理的特性(海抜が低い北地域、がけ崩れの心配な地域、大きな複数のため池。川と川に挟まれた地域に暮らしている)等の説明。
【洪水時】
→高松市の「指定避難所」とされている弦打小学校、弦打コミュニティセンターが、水に対しては安全な立地であるといえない。(特に1階は最大規模想定の雨量で水が天井まできてしまう。)
日頃から弦打校区の指定避難場所以外の場所(親せき宅、ホテル等)も考えておく。
5段階のうちのレベル4(極めて危険)で避難を完了していない場合、危険な場所にある自宅にいた場合は2階の山側と反対の部屋や、付近の頑丈な建物に避難する。レベル5(既に災害が発生している)で、屋外行動禁止、屋内の安全な場所へ避難し、命を守る行動をする。
情報はテレビ、携帯電話、スマホ、防災ラジオ等から各自でとる。
日頃から家族等で話し合って「マイタイムライン」を作成しておき、行動する。
アンダーパスは危険。避難経路を考えておく。

2、家具の転倒防止対策の講義(11:00〜)「備えあれば憂いなし」
1995年の阪神・淡路大震災、2016年熊本地震等で家具が凶器になった。地震による家具類の転倒や移動で被害にあわないために、平時に備えておくことが大切。
・集中収納(納戸・クローゼット・据え付け家具に収納)
・家具類のレイアウトを安全な配置にする。
・家具類の転倒・落下・移動防止対策を講じる。⇒ 器具で固定
(例)家具を壁面や天井と、正しく固定する。寝室に家具を置かない。扉にロック。高いところに物を置かない。食器棚の食器を置くところに滑り止めシートを置く。等
「香川県家具類固定サポート制度」の紹介
家具の固定方法がわからない、自分で作業ができない方は、「香川県家具類固定サポート制度」(申し込み締め切り:令和4年7月29日必着)まで。サポーターは防災士がボランティアに近い形で取り組んでいるそうです。連絡先電話番号:087-832-3242 香川県危機管理課




▲「弦打マップ 防災&福祉」とマップの「差替え版」。NHK高松放送局の、「ゆう6かがわ」でも取り上げられました。著作権の関係でコピーは出来ませんが、「弦打マップ 防災&福祉」(左)は弦打コミュニティセンターで300円で販売しています。(冊子は在庫が無くなり次第終了。なお、2017年に自治会などを通じて配布しております。)弦打にお住まいの方、職場のある方は、危険性を認識して、備えていただければと思います。
参考文献:6月4日配布の「タイムライン河川氾濫 香東川・本津川」「家具類の転倒防止」「香川県家具類サポート制度利用申請書」