11月17日(水)19:00〜、弦打コミュニティセンター大会議室で、「LGBTを知っていますか?〜基礎知識と支援者入門編〜」という講演会が、プラウド香川(性的少数者のための活動を行っている団体)のメンバーを講師に、高松市等の主催で開催されました。
講演会での講師の話などを一部、ご紹介させていただきます。
性的少数者は、2019年の調査によると、人口の1割といわれています。もしあなたが相談を受ける機会があったとして、どうすればよいのか、というと、「何かできることはない?」「一緒に考えよう」或いは「わからない」でも正解。共感し、寄り添いたいという気持ちで接することが大切。
香川県では、中学校、公立高校、県立特別支援学級の入学者選抜の書類で、性別欄が削除されたり、全国的には、性差を感じさせない制服開発・販売が進んでおり、履歴書用紙では、性別欄が削除、又は任意記入になっていたりといった動きになっているそうです。
性的少数者の方のことを理解しなくてもいいし、できかねる人もいるでしょう。ですが、そういうこともあるのだという知識を持ち、そして、「本人探しをしない」ということ、つまり秘密の暴露、会話やSNSへの書き込み等で、性的少数者が自ら命を絶たざるを得なかった、ということも実際にあるので、暴露はしてはいけないことだという認識を持つことなど、重要だということです。
講演会は難しい話であれども、クイズや「1円玉の大きさを想像して紙に書いてみよう」の実技もあり、時折ユーモアを交えての、楽しい和やかな講演会となりました。
【LGBTの語彙について】
L レズビアン:女性として女性が好きな人
G ゲイ:男性として男性が好きな人
B バイセクシャル:異性も同性も好きになることがある人
T トランスジェンダー:からだの性とこころの性に違和感を持ったり、こころの性に沿って行きたいと望む人
A アセクシャル:恋愛や性的な感情をだれに対しても抱かない人
X エックスジェンダー:自分を男性でも女性でもないと感じる人
Q クエスチョニング:自分自身の性のあり方について答えが出てない人
その他にも様々な性のありかたの人がいます。
『知ろう!学ぼう!多様な性のこと』高松市発行(法務省 人権啓発活動地方委託事業)の冊子より抜粋



▼ご相談先(高松市発行冊子より)